シラバス詳細

タイトル「2026年度シラバス」、カテゴリ「豊橋校舎-共通教養科目(豊橋)」

科目情報

科目名

歴史学

講義名

歴史学

クラス

TC

担当教員

橘 敏夫

実務経験のある教員による講義
キャンパス区分

豊橋校舎

開講学期

秋学期

曜日・時限

金3

講義室

620教室

科目種別

講義

科目区分

社会

単位区分

選必

単位数

2

準備事項

備考

【学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)と授業科目の関連】 各授業科目は、各学部・学科・研究科の定める学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)と教育課程の編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)に基づき、カリキュラム上に配置されています。学位授与方針と各授業科目との関連については、カリキュラム・マップに掲載されています。カリキュラム・マップでは、科目毎に到達目標を示し、それらの到達目標が、DPとCPに基づき設定された学習・教育目標、国際理解、地域理解・地域貢献のどの項目と関連するのかを示します。 https://www.aichi-u.ac.jp/profile/concept#b-712470

講義情報

テーマ Theme

史料に基づいて、江戸時代を問い直します。

概要 Synopsis

現在と過去との関係を問い続けるのが歴史学です。授業では、江戸時代を中心に、最新の研究成果を取り入れながら、これまでとは違う、新たな歴史像を提示します。これを身につけることで、現在の課題に対する考え方を構築します。はじめに、歴史学の考え方を学んだうえで、江戸時代の基礎知識を確かなものとします。そのうえで、中世から近世への移り変わりを陸上交通の政策展開から取り上げます。五街道のなかで第一に位置づけられる東海道を中心に中山道、さらに脇往還である美濃路・本坂通にも展開します。旅の実態に迫るために、十返舎一九『東海道中膝栗毛』と葛飾北斎・歌川広重の『東海道五十三次』を活用します。次に、江戸幕府の貨幣政策に触れ、特に元禄の改鋳と「金代り通用の銀」と称された南鐐銀を取り上げます。さらに、南海トラフ巨大地震に対する関心を持ち続けるために、江戸時代に発生した宝永・嘉永の連動地震を振り返ります。これにより災害への対応を考える手掛かりとします。そして、忘れられた感のある三河吉田の狂歌を題材に、江戸時代に流行した文芸である狂歌と吉田の狂歌作者の活動を取り上げます。最後は、感染症の歴史の一コマとして、流行病のなかから麻疹や疱瘡、コレラを中心に学びます。

到達目標 Aim

歴史学の意義について理解し、江戸時代の史料を基にして様々な知識を習得します。そのうえで、自分なりの江戸時代像をつくりあげます。日本という全国的視野だけでなく、地域、特に東海地方の歴史について学びます。

授業形態 Class style

パワーポイントで作成したスライドをスクリーンに投影して授業します。随時、内容の一部に関する知識について質問を投げかけます。授業に対する感想などをリアクションペーパーに記入してもらいます。パワーポイントのファイルは、Moodleにアップロードします。パソコン・タブレットを持参して授業をうけることもOKです。授業の進行にあわせ、Moodleで全5回の小テストを行います。定期試験は長文論述の筆記試験です。

使用言語 Language(s)

日本語のみ Japanese only

アクティブ・ラーニングActive Learning 

内容・スケジュール Contents, schedule

第1回 歴史学とは何か―意義・歴史観・方法論―
第2回 江戸時代の基礎知識
第3回 中世から近世へ(1)―信長・秀吉の道―
第4回 中世から近世へ(2)―家康の道―
第5回 東海道と脇往還―美濃路と本坂通―
第6回 『東海道中膝栗毛』と『東海道五十三次』ー文学作品の活用ー
第7回 江戸時代の貨幣(1)ー元禄の改鋳ー
第8回 江戸時代の貨幣(2)ー南鐐銀ー
第9回 江戸時代の巨大地震(1)―宝永地震―
第10回 江戸時代の巨大地震(2)―嘉永地震― 
第11回 三河吉田の狂歌(1)―吉田と狂歌との関係―
第12回 三河吉田の狂歌(2)―狂歌関係者の来訪-
第13回 江戸時代の医療(1)-流行病とその対応-
第14回 江戸時代の医療(2)-安政5年のコレラ騒動-
第15回 総復習、筆記試験へのアプローチ

準備学習・事後学習 Preparation, review

〔準備学習〕日々の出来事に関心を持ってください。いまを知ることが歴史学の第一歩です。特に、新聞やネットで報じられる「新史料発見」などの記事は、必読です。参考図書のほかに、授業のなかでも必読図書を紹介します。大学図書館・綜合郷土研究所を利用しましょう。
〔事後学習〕配付資料を読み直し、不明点や疑問点があれば、質問しましょう。関連する図書・論文を自ら探しましょう。深く知るためには、各大学・研究所の機関リポジトリを利用して、専門の論文を読む方法があります。

準備学習・事後学習の時間

準備学習2時間 事後学習2時間(2単位科目)

学外授業 Outside activities

行いません。

成績評価の方法と基準 Evaluation&criteria

■小テスト5回と筆記試験による総合評価を基本とします。小テストの成績により、読書感想文の提出を求める場合があります。
■小テストは1回が各10点で合計50点。筆記試験が50点。合計100点です。読書感想文の提出を求めた場合は、10点を加点します。
■小テストの第1回は、授業の第1回と第2回を対象とし、基礎知識を中心に出題します。第2回は、授業の第3回と第4回を対象とし、陸上交通の基本史料、宿場の位置を中心に出題します。第3回は、授業の第3~6回を対象としますが、第5回と第6回に比重をおいて出題します。第4回は、授業の第7回と第8回を対象とし、特に南鐐銀を中心に出題します。第5回は、授業の第9回と第10回を対象とし、巨大地震について出題します。
■筆記試験は、三河吉田の狂歌、あるいは、江戸時代の医療、のいずれかを選択する長文論述です。

定期試験期間中の試験実施方法 Exam period

定期試験期間中に筆記試験を実施する。An exam will be held during the exam period.

課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法

小テストの結果は、Moodleで確認してください。間違いが多い問題は、授業中に取り上げます。読書感想文を求めた場合の結果、リアクションペーパーの内容で、関心をひいた部分は、授業の冒頭にコメントします。

テキスト Textbooks

特定のものは使用しません。毎回、資料を配付します。

参考図書 References

中学校時代の歴史教科書、高校時代の日本史教科書を読み直しましょう。または、各出版社の『日本の歴史』から、戦国・江戸時代の各巻を読むことを推奨します。必読史料とその説明、読み下しは、『古文書の語る日本史』5~7、『江戸時代の古文書を読む』1~10がピッタリです。葛飾北斎・安藤広重の東海道シリーズを図録でみておくと、イメージが湧いてきます。活用しましょう。

リンク Link

関連する科目、履修者への要望など Requests, etc

各地の博物館・資料館で開催される展示会に出掛けて、幅広い知識を身につけましょう。ホームページに所蔵史料のデジタルアーカイブが公開されている場合は閲覧してください。好奇心・探求心が歴史学の第一歩です。さらに日本史というナショナルヒストリーだけではなく、グローバルヒストリーにも関心を持ちましょう。要求される水準は高いかもしれません。積極的に取り組んでください。

SDGsとの関連 Related SDGs

使用するLMS

・Moodle

担当教員への連絡方法

メールでお願いします。アドレスは、tachibana.toshio☆gmail.com。使用する場合は、☆を@に変更してください。