シラバス詳細

タイトル「2025年度シラバス」、カテゴリ「豊橋校舎-共通教養(教育)科目」

科目情報

科目名

統計学基礎

講義名

統計学基礎

クラス

T

実務経験のある教員による講義
キャンパス区分

豊橋校舎

開講学期

秋学期

曜日・時限

水4

科目種別

講義

科目区分

数理情報

単位区分

選必

単位数

2

準備事項

備考

【学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)と授業科目の関連】 各授業科目は、各学部・学科・研究科の定める学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)と教育課程の編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)に基づき、カリキュラム上に配置されています。学位授与方針と各授業科目との関連については、カリキュラム・マップに掲載されています。カリキュラム・マップでは、科目毎に到達目標を示し、それらの到達目標が、DPとCPに基づき設定された学習・教育目標、国際理解、地域理解・地域貢献のどの項目と関連するのかを示します。 https://www.aichi-u.ac.jp/profile/concept#b-712470

講義情報

テーマ Theme

推定と検定

概要 Synopsis

 本講義では「統計学入門」の内容を受け,実際に統計分析を行うために必要となるより高度,かつ応用範囲の広い理論概念,分析手法について解説する.同時に実際のデータから情報を読み取るためのより実践的な訓練を行い,自分で実際にデータの読み取り,分析を行うことができるようになってもらうことを目標とする.そのためには実際にデータに触れて,自分で作業することが不可欠なので,小テスト,レポートなどによる実践練習も重視したい.講義の性格上,「統計学入門」の内容が分からない者は本講義の理解が難しいと思われる.自分で学習しておくか,「統計学入門」を履修しておくこと.

到達目標 Aim

母平均などの推定と検定を行うことができる.

授業形態 Class style

講義形式で行う.ただし,演習問題を解く時間も設ける予定である.

使用言語 Language(s)

日本語のみ Japanese only

アクティブ・ラーニングActive Learning 

内容・スケジュール Contents, schedule

第1回:統計学入門の復習(1)
第2回:統計学入門の復習(2)
第3回:大数の法則と中心極限定理(1)
第4回:大数の法則と中心極限定理(2)
第5回:統計的推定(1):母集団の標準偏差が分かる場合
第6回:統計的推定(2):母集団の標準偏差が分かる場合,分からない場合
第7回:統計的推定(3):母集団の標準偏差が分からない場合
第8回:統計的推定(4):母比率の推定
第9回:統計的推定(5):推定の中間テストと解説
第10回:統計的検定(1):検定とは,検定と推定の違い
第11回:統計的検定(2):母集団の標準偏差が分かる場合,分からない場合
第12回:統計的検定(3):両側検定と片側検定,検定が持つ誤差(誤謬)
第13回:統計的検定(4):母比率の検定
第14回:統計的検定(5):差の検定
第15回:統計的検定(6):検定の中間テストと解説

準備学習・事後学習 Preparation, review

 準備学習:新聞やネットで時事問題に触れ,世論調査や政府発表などの数値データに関心を持つこと.「前回」の復習を行い,小テストに備えること.
 事後学習:「今回」のキーポイント,及び「前回」との話のつながりを整理しておくこと.小テスト実施日は出た問題と解答の確認もしておくこと.

準備学習・事後学習の時間

準備学習1時間 事後学習3時間(2単位科目)

学外授業 Outside activities

学外授業は予定していない.

成績評価の方法と基準 Evaluation&criteria

 推定,検定のそれぞれで,60分程度の中間テストを実施する予定である.
 期末には筆記試験も行う予定だが,普段の出席者数が少ない場合(約20名以下が目安),中間テストのみでの評価に変更することもあり得る.
 期末試験を実施する場合(普段の出席者数約20名以上が目安),期末試験と中間テストは6:4の割合で加味する.
 中間テスト,期末試験(実施の場合),いずれも問題から適切に数値を抽出できるか,統計技法の適切な使い分けができるかを中心に問う.

定期試験期間中の試験実施方法 Exam period

定期試験期間中に筆記試験を実施する。An exam will be held during the exam period.

課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法

 中間テストについては実施直後または翌週冒頭に模範解答を示す.
 得点状況は授業4,5回おきに Moodle に示す.

テキスト Textbooks

坂東昌子他,「統計学入門・基礎 7訂版 2024」(2025年度も引き続き2024年度版を用いる)

参考図書 References

佐和隆光,「初等統計解析」,新曜社
蓑谷千凰彦,「推測統計のはなし」,東京図書
蓑谷千凰彦,「回帰分析のはなし」,東京図書
D・ロウトリー(加納悟訳),「涙なしの統計学」,啓明社

リンク Link

関連する科目、履修者への要望など Requests, etc

 関連科目としては「統計学入門」がある.本講義の受講前に履修しておくか,高校教科書の当該部分の復習を済ませておくこと.この知識,技能なしに本科目を合格することは難しいと思われる.
 毎回ルート(平方根)計算可能な電卓を持参すること.
 重要な連絡は,授業中だけでなく Moodle でも公開する.欠席した場合はチェックしておくこと..

SDGsとの関連 Related SDGs

担当教員への連絡方法

質問や連絡等にはメールを使うこと.送信先アドレスはオフィスアワーの掲示等に書かれているが,初回授業でも案内する.可能な限り大学のアドレスから送信して欲しい.