シラバス詳細

タイトル「2025年度シラバス」、カテゴリ「豊橋校舎-共通教養(教育)科目」

科目情報

科目名

政治学

講義名

政治学

クラス

T

実務経験のある教員による講義
キャンパス区分

豊橋校舎

開講学期

春学期

曜日・時限

月2

科目種別

講義

科目区分

社会

単位区分

選必

単位数

2

準備事項

備考

【学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)と授業科目の関連】 各授業科目は、各学部・学科・研究科の定める学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)と教育課程の編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)に基づき、カリキュラム上に配置されています。学位授与方針と各授業科目との関連については、カリキュラム・マップに掲載されています。カリキュラム・マップでは、科目毎に到達目標を示し、それらの到達目標が、DPとCPに基づき設定された学習・教育目標、国際理解、地域理解・地域貢献のどの項目と関連するのかを示します。 https://www.aichi-u.ac.jp/profile/concept#b-712470

講義情報

テーマ Theme

戦後日本政治史

概要 Synopsis

本講義では、「戦後日本政治史」を題材として、「政治学」の基礎を学ぶ。「戦後日本政治史」とは、1945年に日本が敗戦してから今日に至るまでの「戦後日本政治」の「歴史」である。戦後日本政治は、「55年体制」と呼ばれる自民党長期政権の時代に政治構造の基礎が形成されたが、「55年体制」が崩壊した1993年以来、構造的な変動期にある。そこで本講義では、敗戦、占領から独立、「55年体制」の成立から崩壊、さらに現在に至るまでの戦後日本政治史の全過程をたどりなおすことで、日本政治の「過去」を再検証し、「現在」につながる政治的課題を考察し、ひとりひとりが「未来」への展望を描けるようにしたい。特に、戦後日本政治史におけるいくつかの「転換点」に着目することで、歴史における「選択の重要性」と政治における「複数の可能性」について、皆さんと一緒に考えてみたい。いまを生きる皆さんにとって、よく知っている過去とは、ここ20年ほどの過去であろう。これまでの常識や自分自身の思い込みに囚われるのではなく、他者と共有できるような歴史認識に基づいた、豊かな政治的構想力を身につけること、それこそが本講義の目標である。

到達目標 Aim

1.「過去」の経験を「現在」と「未来」に生かすためには、我々は歴史から多くを学ぶ必要がある。本講義では、受講生の皆さんが、現在の日本が抱えている様々な政治的課題がいつなぜ生じたのかを理解した上で、歴史的経緯を踏まえた、今後の展望を描けるようになることを目標とする。
2.また、日々の政治現象を読み解き、政治について自分なりに考察し判断できるようになる。

授業形態 Class style

講義形式。Moodleを通じて配布する「レジュメ」を使った説明・解説と、参加者との対話(質疑応答)を基本とし、適宜ビデオ教材も活用する。毎回「コメント用紙」の提出を義務づけ、そこに書かれた質問等には出来る限り応答する。ビデオの感想やレポートの提出を求めた場合には、必ず提出すること。提出されたレポートは、受講生全員に「公開」する。

使用言語 Language(s)

日本語のみ Japanese only

アクティブ・ラーニングActive Learning 

ディスカッション、ディベート Discussion , Debate

プレゼンテーション Presentation

内容・スケジュール Contents, schedule

第 1 講:戦後日本政治史を学ぶ意義―8.15と3.11 ※ガイダンス
第 2 講:戦後政治の出発点(1)―戦後改革と憲法改定「上からの民主化」
第 3 講:戦後政治の出発点(2)―占領から独立へ「講和論争と独立交渉」
第 4 講:「55年体制」の成立―1950年代「自民党長期政権の開始」
第 5 講:「55年体制」の安定―1960年代「経済成長優先路線の選択」
第 6 講:「55年体制」の動揺―1970年代「高度経済成長の負の遺産」
第 7 講:ドキュメンタリー・ビデオ視聴(1)
第 8 講:前半のまとめ・第1回確認問題 ※授業進度の調整を含む
第 9 講:「55年体制」の再編―1980年代「新保守主義プロジェクト」
第10講:「55年体制」の崩壊―1990年代「政治改革への挑戦と挫折」
第11講:「ポスト55年体制」への模索(1)―1990年代後半「数の論理の支配」
第12講:「ポスト55年体制」への模索(2)―2000年代「劇場型政治の虚実」
第13講:「ポスト55年体制」への模索(3)―2009年以降「政権交代の意味」
第14講:ドキュメンタリー・ビデオ視聴(2)
第15講:後半のまとめ・第2回確認問題 ※授業進度の調整を含む
※なお、必要に応じて、テーマや内容を一部変更することがある

「賢者は歴史に学び、愚者は体験に学ぶ」「政治とは可能性の芸術である」(ビスマルク)
「歴史とは…現在と過去との間の尽きることを知らぬ対話です」(E.H.カー)
「過去に目を閉ざす者は結局のところ現在にも盲目となります」(ヴァイツゼッカー)

準備学習・事後学習 Preparation, review

(準備学習)本講義に限らず、政治学の日常的な基礎訓練として、毎日必ず新聞等でニュースを読み解く習慣を身につけることを目標とする。その成果として、毎回「コメント用紙」に、自分が気になったニュースについて必ずコメントする。
(事後学習)講義内容の復習と、講義で紹介された文献から興味・関心を持ったものを自ら読んでみたり、図書館やインターネットなどを活用して、自ら様々な文献・資料・情報にあたってみること。

準備学習・事後学習の時間

準備学習2時間 事後学習2時間(2単位科目)

学外授業 Outside activities

現時点では予定していない。

成績評価の方法と基準 Evaluation&criteria

筆記試験70%:講義内容の理解を問う「選択・記述問題」と「論述問題」、持込は一切不可
課題提出30%:コメント用紙(毎回提出)や確認問題・レポート等の「課題」の提出実績

定期試験期間中の試験実施方法 Exam period

定期試験期間中に筆記試験を実施する。An exam will be held during the exam period.

課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法

「コメント用紙」で寄せられた質問等には、できるかぎり翌週の講義冒頭に、口頭で応答する。
確認問題・レポート等については、提出日以後の講義で、解説やコメントを行う。

テキスト Textbooks

指定しない。Moodleを通じて毎回「レジュメ」、適宜「資料」を配布する。

参考図書 References

講義の中で適宜紹介するが、講義内容の理解を助ける文献として、以下を推薦する。
1.石川真澄・山口二郎『戦後政治史(第四版)』(岩波新書、2021年)
2.大井赤亥『現代日本政治史――「改革の政治」とオルタナティヴ』(ちくま新書、2021年)
3.山本昭宏『戦後民主主義――現代日本を創った思想と文化』(中公新書、2021年)
4.境家史郎『戦後日本政治史――占領期から「ネオ55年体制」まで』(中公新書、2023年)
5.後藤謙次『平成政治史(1~5)』(岩波書店、2014~2024年)

リンク Link

関連する科目、履修者への要望など Requests, etc

1.Moodleを通じて配布する「レジュメ」を、必ず各自で印刷して持参すること。
2.新鮮な知的好奇心を持ち、楽しみながら学ぶ姿勢を大切にし、柔軟でしなやかな思考力を身につけようとする意欲のある学生を歓迎する。
3.履修・受講する上でのルール=講義中は、以下の行為を厳禁とする。自らの意志でこのルールを守ることができないと思う者は、履修・受講を控えること。自分自身を含むすべての受講生および講師の集中力と良好な学習環境を整えるための措置であることを理解されたい。
1)遅刻、私語、食事、講義中の入退室など、他の受講生及び講師の迷惑となる行為すべて。
2)講義中の携帯電話の使用(カバン等に収納し机上に置かない。撮影も禁止)。

SDGsとの関連 Related SDGs

質の高い教育をみんなに Quality education

ジェンダー平等を実現しよう Gender equality

産業と技術革新の基盤をつくろう Industry, innovation, infrastructure

人や国の不平等をなくそう Reduced inequalities

平和と公正をすべての人に Peace, justice and strong institutions

パートナーシップで目標を達成しよう Partnerships for the goals

担当教員への連絡方法

質問したい場合には(原則として)講義の前後の休憩時間に、講義室で直接受け付ける。
なお、担当講師に緊急に連絡をとりたい場合は、Moodle に記載するメールアドレス宛に連絡すること。
ただし、メールチェックは(原則として)1週間に1度、講義前日に確認する。