シラバス詳細

タイトル「2025年度シラバス」、カテゴリ「豊橋校舎-共通教養(教育)科目」

科目情報

科目名

自然環境と地理

講義名

自然環境と地理

クラス

TB

実務経験のある教員による講義
キャンパス区分

豊橋校舎

開講学期

秋学期

曜日・時限

月4

科目種別

講義

科目区分

自然

単位区分

選必

単位数

2

準備事項

備考

【学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)と授業科目の関連】 各授業科目は、各学部・学科・研究科の定める学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)と教育課程の編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)に基づき、カリキュラム上に配置されています。学位授与方針と各授業科目との関連については、カリキュラム・マップに掲載されています。カリキュラム・マップでは、科目毎に到達目標を示し、それらの到達目標が、DPとCPに基づき設定された学習・教育目標、国際理解、地域理解・地域貢献のどの項目と関連するのかを示します。 https://www.aichi-u.ac.jp/profile/concept#b-712470

講義情報

テーマ Theme

地球環境における森林の役割への理解と人間活動による環境問題の解決にむけて

概要 Synopsis

 人間活動は、自然の恩恵や制約を受けている。一方、人間活動によって様々な環境問題が発生している。自然の中でも森林は人間の生命活動や快適な生活環境を維持していくうえで欠かせないものであり、森林環境の基礎的な理解と現状を把握することは重要である。
 本講義では、自然と人間活動との関係性について森林環境を中心に日常生活の様々な事例を取り上げながら学び、地球環境問題の解決策について考察する。
 環境系NPO法人の職員として、各種水文調査や水環境教育、行政の水辺環境保全関係の委員を務めた担当教員が、水環境を中心に自然地理学全般について解説を行う。

到達目標 Aim

 自然地理学、特に植物地理学と植生地理学の分野を中心として、世界の諸地域の多様な森林環境問題に関する知識を習得し、自然環境問題の分析能力を身につけることができる。

授業形態 Class style

講義形式で行う。
必要な資料は授業中適宜配布する。

使用言語 Language(s)

日本語のみ Japanese only

アクティブ・ラーニングActive Learning 

内容・スケジュール Contents, schedule

第1回 地質年代と植物の進化、豊橋キャンパスの植物地理学
第2回 世界の自然環境(1)(地形、地質、土壌)
第3回 世界の自然環境(2)(気温、降水量、日射量など)
第4回 世界の気候区と森林植生の分布
第5回 世界の森林植生における日本の森林植生の位置づけ
第6回 日本の森林の成り立ち(1)(亜熱帯林と暖温帯林)
第7回 日本の森林の成り立ち(2)(冷温帯林、亜寒帯林、亜高山帯林)
第8回 日本の森林植生の変遷(原植生から現存植生へ)
第9回 森林の多面的機能(1)(地球環境のおける森林の役割)
第10回 森林の多面的機能(2)(日常生活に関わる森林の役割)
第11回 世界の森林問題(森林面積の減少と人間活動)
第12回 日本の森林問題(1)(人工林の管理のあり方)
第13回 日本の森林問題(2)(里地林の管理のあり方)
第14回 東海地域における稀少種の分布と保全
第15回 森林環境と人間活動のこれからの向き合い方

準備学習・事後学習 Preparation, review

〈事前学習〉
 Moodleにアップする「豊橋キャンパスの樹木」を視聴すること。豊橋キャンパス内の植物を日頃からよく観察し授業に臨むこと。また、シラバスの内容に関連のある新聞記事やテレビ番組、SNS等の情報を整理しておくこと。
〈事後学習〉
 授業中に説明したキーワードや配布資料をよく整理して、授業ごとに要点を300字程度でまとめておくことを推奨する。疑問点等があれば、メールや授業前後に質問すること。

準備学習・事後学習の時間

準備学習2時間 事後学習2時間(2単位科目)

学外授業 Outside activities

実施しない。

成績評価の方法と基準 Evaluation&criteria

試験評価(期末試験期間中に実施する筆記試験100%)で評価する。
自然地理学に関する基礎知識を有しているかどうか、その知識を活用し事例を分析することができるか、
一貫性があり説得力のある答案であることを中心に評価する。

定期試験期間中の試験実施方法 Exam period

定期試験期間中に筆記試験を実施する。An exam will be held during the exam period.

課題(試験やレポート等)に対するフィードバックの方法

アンケートや質疑の中ので特徴的な意見や誤解があった場合、受講生全員が共有できるように取りまとめて、授業中に紹介し解説する。また、必要に応じて参考となる文献なども紹介する。

テキスト Textbooks

特定のものは使用しない。 

参考図書 References

授業中に、必要に応じて指示する。

リンク Link

関連する科目、履修者への要望など Requests, etc

山間地域に出かけることがあれば、森林の様子をよく観察してほしい。また、森林整備ボランティアの体験イベントがあれば積極的に参加することを推奨する。

SDGsとの関連 Related SDGs

貧困をなくそう No poverty

すべての人に健康と福祉を Good health and well-being

安全な水とトイレを世界中に Clean water and sanitation

住み続けられるまちづくりを Sustainable cities and communities

つくる責任 つかう責任 Responsible consumption, production

気候変動に具体的な対策を Climate action

陸の豊かさも守ろう Life on land

パートナーシップで目標を達成しよう Partnerships for the goals

担当教員への連絡方法

質問はメールで受け付けます。メールアドレスはLiveCampusU の授業参考情報-授業掲示板に掲載。
連絡時には学籍番号、所属、学年、氏名を必ず明記すること。